オアスン海峡線 開通 |
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2000年7月1日、待望のコペンハーゲン(デンマーク)とマルメ(スウェーデン)を海底トンネルと
橋で結ぶオアスン海峡線が開通、式典が行われ、翌2日より運行を開始した。
★ ルート コペンハーゲン中央駅 〜 コペンハーゲン空港 〜 トンネル 〜 橋 〜 マルメ南 〜 マルメ中央駅
★ ダイヤ
日中20分毎、ほかに空港折り返し、
乗り入れ特急などあり。
★ 車輌
専用の新型電車のほか、従来のIC3ディーゼルカー、そのスウェーデン・バージョン「クストピーレン」
、空港折り返しにはER型電車が使用されているが、いずれもブラック・フェイスの異様な風貌の車輌
である。ほかに、X2000も乗り入れる。
★ 沿線案内
コペンハーゲン中央駅を出た列車は、南に進路を取り、ヤード付近を高架で走り、左へ大きく
カーヴする。しばらくして、トンネルに入るが、山ではない。ところどころ、天井が開いていて、
天井から光りがさしこむ。軍の演習場か宿舎のような建物?のみがある平坦地を通り、自動車専用道路
と併走、掘り割りの中を進んで、トンネルを抜けると、
空港駅到着である。対向式の二面2線の簡素な駅
である。
また、トンネルに入るが、直ぐに出て、空港駅止まりの引き揚げ線を右に見るうちに、いよいよ
オアスン海峡をくぐる海底トンネルである。3〜4分でトンネルを抜けると、人工島にあがる。左に自動車
道路が併走している。この道路が、線路に覆い被さるようになり、線路の真上に来ると、二段構造となり、
いよいよ
海峡横断橋
である。7845mを、やはり3〜4分で渡ると、短いトンネルとなり、道路が、線路の
両側に並ぶ。
しばらく走ると、新設のマルメ南駅着。あたりは何もなさそうだが、結構降りる人はいる。このあと、
マルメの市街を反時計回りに半周して、北からの線路と合流、ヤードの脇をかすめて、
中央駅到着となる。
雑誌「鉄道ピクトリアル」2000年12月号、pp106〜109に詳しいレポートを発表しました。
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TEXT by NODA Takashi (C)2000