Luebeck Central station in Northern Germany. From there I had to walk a few minutes to the entrance of the City named Holsten Gate. Luebeck Hauptbahnhof. Von dort aus musste ich nach dem beruehmten Holsten Tor ziemlich lang zu Fuss gehen.
北ドイツの古都、エリカ街道の街リューベックは、北欧へ連なる「渡り鳥コース」の入り口でもある。 その玄関口にあたる中央駅であるが、街からは少々離れていて、有名な「ホルステン門」までは、かなり 歩かなければならなかった。駅舎は実に堂々とした立派なもので、薄暗い構内とともに、古風な雰囲気を 醸し出していた。この写真をもとに、横溝英一氏が味わいのあるイラスト画を描いて下さった。 「ドイツ＝鉄道旅物語」pp.28〜29がそれである。

９９年６月号

	Malmoe Central station in southern Sweden. By ferry I left Copenhagen and arrived in Malmoe. Just after landing I found this very clean station building on the left side.
コペンハーゲン発の高速艇で対岸の街、スウェーデンのマルメに到着した。陸にあがると目の前に レンガ色の重厚な中央駅の建物が目に付いた。中に入ってみると、外見の重厚さとは裏腹に明るく 清潔感にあふれていた。人が少ないせいか、テーマパークのように生活感の乏しい雰囲気であった が、駅特有の危なっかしさがないので、のんびりと時間がすぎていった。

９９年５月号

	Boden Central station in northern Sweden. Express train named Nordpilen bound for Narvik from Stockholm arrives here early morning.
ストックホルム発ナルヴィク行きの夜行列車「ノルドピーレン」号は、早朝、北部スウェーデンの 都市ボーデンに到着した。ここで小休止のあと列車は進行方向を９０度変えて、スカンジナヴィア 山脈を横断する旅に出る。いよいよ北極圏を越えて、最果てを目指すのである。

９９年４月号

Modern Oslo Central station in Norway

クラシックで壮大なたたずまいの多いヨーロッパの中央駅にしては、ノルウェーの首都オスロの 中央駅の駅舎は近代的なもので、肩すかしを食ったような気分であった。それにしても、ノルウェー語 のセントラル・ステーションのスペルは英語に馴染んでいる者にとっては、妙である。この写真は、９０ 年の夏に撮ったものであるが、拙著「北欧＝鉄道旅物語」ｐ４９の９６年に撮った写真と比べてみると 微妙な違いがあるのに気付かされる。 ９９年３月号＝創刊号 Mittenwald station in southern Germany Mittenwald Bahnhof in Suedbayern. 南ドイツの山間にひっそりとたたずむミッテンヴァルトの街は、息を呑むような宝石箱のような 雰囲気であった。ヴァイオリン博物館の中のショーケースの中のヴァイオリンが一斉にくるくる 回るさまは、幻想的ですらあった。この街の玄関口であるＤＢの駅はバックにカルヴェンデルの 山並みが迫り、正に絵になる情景であった。 このページの写真＆記事の著作権はすべて著者に属します。無断使用等はお断りいたします。